先日放送のNHK『八重の桜ツアー』早春編で、
中野竹子を演じる黒木メイサさんと、
福島県福島市出身で山川登勢を演じる白羽ゆりさんが福島県を訪れました。
そのレビューになります。
冒頭では『お手合わせをお願いします。』
と中野竹子と八重の『八重の桜』での稽古のシーンが登場です。
猪苗代湖からスタートの二人の旅。はじめに磐梯山を拝める強清水地区で
変わったご当地グルメを明治初期創業の『清水屋』で召し上がります。
『あんこ!』と天ぷら饅頭に驚く黒木メイサさん。
その天ぷら饅頭をそばに入れて食べる『天ぷらまんじゅうそば』が名物だそうです。
続いて二人は会津坂下町に向かいます。
黒木さんが訪れたい場所は、中野竹子の墓です。
手を合わせて拝む黒木メイサさんは、
『挨拶させてもらったし、がんばります。』と役に対する意気込みを語っています。
ナレーションの何を話したのですかに、
『それは、いえません。』と・・気になりますね。
中野竹子の時世の句
「武士の猛きこころにくらふれは 数にも入らぬ我が身なからも」
黒木メイサさんは、このような想いだったのでしょうか?
続いて二人は会津名物の『むきくるみ』の工場へ。
会津では昔から会津女は飢饉に備えてくるみを栽培していたそうです。
むきくるみに挑戦をする黒木メイサさんと白羽ゆりさんです。
なかなかむけない白羽さんですが、
黒木さんは器用でコツをつかんで剥いています。
こちらでは、くるみのお餅などを召し上がり。美味しそうですね。
続いて戊辰戦争の激戦地となった二本松へ。
二本松市では、悲劇の少年兵・二本松少年隊の戦った記録が残るご自宅へ。
蔵の中で半世紀眠っていた35ミリ映画フイルムを鑑賞します。
昭和6年に生き残った少年隊士の生の声を元の製作された記録映画。
その戦で生き残った少年隊士・武谷剛介がが孫が同じ年になったときに出陣した服を復元させて着せた写真は、7歳ぐらいの少年が槍を持つが姿が・・・こんな幼い子供が戦ったとは自分も知らなかった。家族も辛かったでしょう。
『すごく写真がリアルで辛い。』と涙を流す白羽さん。
二本松城(霞城)の城下に迫った敵陣と応戦するために少年たちは急遽、出陣する事になり、
その少年の服を作り我が子を送り出す母の銅像に
『(お母さんたちは)どんな覚悟があったのだろう。想像できないですね。』
黒木メイサさんも涙。先日、お母さんになったばかりの黒木メイサさんは、その思いに共感。伝わるものがあったのでしょう。
最後に、桜の模様でライトアップされた鶴ヶ城で、
『ありがとなし。』『ありがとなし。』と挨拶をする二人。
前回の、剛力さんの八重の桜ツアーと比べて
今回の黒木メイサさん演じる中野竹子と白羽ゆりさん演じる山川登勢は
非業の死を迎えるだけに
重みがあるの八重の桜ツアーでしたね。