八重の桜 レビュー 第9回 薩会同盟・・・八重が右筆に落選

八重の桜 レビュー 第9回

長州の謀を知り「薩会同盟」を結んだ薩摩と会津。八月十八日の政変が会津の長州の遺恨の始まりとなります。
会津は正当な理由で帝を守っていただけなのに、どこで歯車が狂ってしまうのだろうか。
会津では、照姫の右筆には八重が選ばれると噂に・・そわそわと落ち着かない権八父さん。期待しすぎですよ。
時尾の弟『姉様が選ばれました』に一瞬、場の空気が止まり、申し訳けない顔をしている八重。そして、呆然とする父。娘を思う姿は、まるで朝ドラヒロインのお父さんですね。あの後は、どうなったのだろう?
気持ちが沈んだ八重を励ます尚之助。今回のシーンを見ると、すでに尚之助は八重に恋心を抱いていたのでしょね。

八重の桜 レビュー 第8回 新撰組【土方歳三・斉藤一】登場

八重の桜 レビュー 第8回

ついに、新撰組(壬生浪士組)が登場。村上淳さんの土方歳三、降谷建志さんの斉藤一と過去に大河ドラマで描かれた新撰組と雰囲気が違いますね。まさしく会津側から見た腕は立つが不気味な浪士として描いています。仲良し集団や小物集団としての新撰組よりは実像に近いかもしれないですね。
まさに”壬生狼”。こんな新撰組が京をうろついていたら長州藩士や一般市民も恐れた事でしょう。
そして、孝明天皇の容保への寵愛。孝明天皇から手紙の後に、頼母の上洛。容保に進言するにはタイミングが悪い。もう少し、空気も読まないと。容保も、きれぎみでしたね。
今回も、面白かった「八重の桜」ですが、相変わらず八重の出演シーンは少ない。
綾瀬はるかさんを目的で見ている歴史に興味がない視聴者が離れないのか心配ですね。

八重の桜 レビュー 第7回 神保修理(斉藤工)と雪(芦名星)

八重の桜 レビュー 第7回

東山温泉に行く途中の鳥居で八重と三郎と運試しは成功。しかし、雪(芦名星)は・・・・
『運試しは無用、必ず帰ってくる。』と神保修理(齊藤工)の死亡フラグが立ちました。
修理と雪の永遠の別れを思うと切なくなります。
そして、剛力彩芽さんも八重の妹分・日向ユキとして初登場です。明るいキャラは、あのAUのCMキャラそのものですね。
孝明天皇役の市川染五郎さん。歌舞伎役者だけあって気品のある役は似合います。
覚馬に慶喜の愚痴を言う秋月。自分の考えが通らないと引き篭もる慶喜は信用されていない。
『百の策より一の誠』と話せば分かると信じていた覚馬。しかし、攘夷とは口実は、真の目的は倒幕。佐幕派の容保はさすがに怒ってましたね。今回は八重と覚馬以外の、主要人部のシーンが多くありました。

八重の桜 レビュー 第6回 松平容保(綾野剛) 苦情の決断

八重の桜 レビュー 第6回

お雪に二葉と会津では、次々と縁談が決まっています。次は『嬢さまの番。』と八重(綾瀬はるか)をあおる、お吉。父から話しがあると呼ばれ期待がふくらむ八重だが、お針と聞き、ちょっとがっかりしていますね。四六時中、鉄砲の事を考えてる八重。この鉄砲が後日、会津戦争で役に立つとは当時は考えてもいなかったでしょう。
敏姫の突然の死に姉の照姫は自分を責めています。敏姫の出演場面は少なかったですが、殿を思う気持ちは伝わりましたね。
先代藩主・保科正之が定めた土津公卿家訓により会津守護職を承諾する事になった松平容保(綾野剛)。反対をする家臣が多い中、苦渋の決断です。
真面目なキャラが多い会津では、明るく、ひょうひょうとしている梶原平馬。真面目で頑固な二葉とお似合いです。

八重の桜ツアー 黒木メイサX白羽ゆり 二本松少年隊に涙

先日放送のNHK『八重の桜ツアー』早春編で、

中野竹子を演じる黒木メイサさんと、
福島県福島市出身で山川登勢を演じる白羽ゆりさんが福島県を訪れました。
そのレビューになります。

冒頭では『お手合わせをお願いします。』
と中野竹子と八重の『八重の桜』での稽古のシーンが登場です。

猪苗代湖からスタートの二人の旅。はじめに磐梯山を拝める強清水地区で
変わったご当地グルメを明治初期創業の『清水屋』で召し上がります。

『あんこ!』と天ぷら饅頭に驚く黒木メイサさん。

その天ぷら饅頭をそばに入れて食べる『天ぷらまんじゅうそば』が名物だそうです。

続いて二人は会津坂下町に向かいます。
黒木さんが訪れたい場所は、中野竹子の墓です。
手を合わせて拝む黒木メイサさんは、

『挨拶させてもらったし、がんばります。』と役に対する意気込みを語っています。

ナレーションの何を話したのですかに、
『それは、いえません。』と・・気になりますね。

中野竹子の時世の句
「武士の猛きこころにくらふれは 数にも入らぬ我が身なからも」
黒木メイサさんは、このような想いだったのでしょうか?

続いて二人は会津名物の『むきくるみ』の工場へ。
会津では昔から会津女は飢饉に備えてくるみを栽培していたそうです。
むきくるみに挑戦をする黒木メイサさんと白羽ゆりさんです。
なかなかむけない白羽さんですが、
黒木さんは器用でコツをつかんで剥いています。
こちらでは、くるみのお餅などを召し上がり。美味しそうですね。

続いて戊辰戦争の激戦地となった二本松へ。
二本松市では、悲劇の少年兵・二本松少年隊の戦った記録が残るご自宅へ。
蔵の中で半世紀眠っていた35ミリ映画フイルムを鑑賞します。
昭和6年に生き残った少年隊士の生の声を元の製作された記録映画。

その戦で生き残った少年隊士・武谷剛介がが孫が同じ年になったときに出陣した服を復元させて着せた写真は、7歳ぐらいの少年が槍を持つが姿が・・・こんな幼い子供が戦ったとは自分も知らなかった。家族も辛かったでしょう。

『すごく写真がリアルで辛い。』と涙を流す白羽さん。

二本松城(霞城)の城下に迫った敵陣と応戦するために少年たちは急遽、出陣する事になり、

その少年の服を作り我が子を送り出す母の銅像に

『(お母さんたちは)どんな覚悟があったのだろう。想像できないですね。』

黒木メイサさんも涙。先日、お母さんになったばかりの黒木メイサさんは、その思いに共感。伝わるものがあったのでしょう。

最後に、桜の模様でライトアップされた鶴ヶ城で、
『ありがとなし。』『ありがとなし。』と挨拶をする二人。
前回の、剛力さんの八重の桜ツアーと比べて
今回の黒木メイサさん演じる中野竹子と白羽ゆりさん演じる山川登勢は
非業の死を迎えるだけに
重みがあるの八重の桜ツアーでしたね。

八重の桜 レビュー 第5回 吉田松陰(小栗旬)の死罪と井伊直弼の暗殺

八重の桜 レビュー 第5回

吉田松蔭と死罪と、井伊直弼の暗殺。覚馬と容保と親交があった二人の死です。人気俳優 小栗旬が吉田松陰を演じた事もあり、八重の桜 第5回では吉田松陰が主役と言ってもいいエピソードです。

攘夷派から覚馬を救ったうらは流産。翌日、すくすく育つ植物を見て泣く姿は、ウルウル来ますよ。
攘夷浪士をビー玉で応戦、そして子供を救う八重は、動神経の良さは、あの会津戦争で活躍を髣髴させる片鱗がありましたね。

八重の桜 レビュー 第4回 覚馬とうら(長谷川京子)の結婚

八重の桜 レビュー 第4回 

毎度の事ながら福島出身だけあって西田敏行さんの会津弁は上手い。覚馬とうらは結婚。うら役の長谷川京子さんは夫に忠実で一途な妻を演じていますね。
体は大人だけど、まだ12歳の八重役の綾瀬はるかさんは、まだ子供っぱい。聞き耳を立てたり魚を取ったりと、お転婆ぶりは映画『ひみつのアッコちゃん』で演じたアッコちゃんにも見えました。コロリを口にする姿は『仁』の咲さんですね。
井伊直弼と徳川御三家の対立。時代劇の大御所 榎木さんと伊吹さんだけあって迫力がありますね。攘夷の嵐、日米修好通商条約に調印した井伊直弼。もう少し時代が遅かったら多くの敵を作る事はなかった。
あの妖霊星は、容保と覚馬、八重が見た事から今後の会津の運命を暗示していたのでしょう。

八重の桜 レビュー 第3回 覚馬(西島秀俊)の裸体

八重の桜 レビュー 第3回

のちの夫となる川崎尚之助(長谷川博己)と初めて会う八重。まだまだ子供ですから木の上が好きなのでしょう。西洋式訓練の採用を認めない会津の重臣に、苛立つ覚馬の気持ちも分かりますね。もし、覚馬の意見をいち早く取り入れていたら会津の銃や大砲など技術革新は凄かったに違いない。戊辰戦争の結果も変わっていたかもしれません。

今回は、サービスカットで脱ぐ必要のない場面で覚馬(西島秀俊)の上半身裸が登場。ムキムキの裸体は鍛えいるだけありますね。この場面の視聴率が上がったなどネットで騒がれていましたので、近いうちに同じシーンがあることでしょう。
初めて撃った銃で命中をさせた八重は、素質がありますね。この才能が会津を助ける事になるのです。

八重の桜 レビュー 第2回 山本権八の教え

八重の桜 レビュー 第2回

西郷隆盛と新島襄が登場の第2回。像山塾で山本覚馬と新島襄が会っていていたとは?史実は不明だが幕末ファンとしては、このような設定は嬉しいですね。
鉄砲の真似事をするな父に叱れた八重は、鉄砲の恐ろしさを父から教えられるが、それでも鉄砲を諦められない。砲術の家系に生まれてきた血筋。本能みたいなものなのでしょう。おなごが鉄砲を習っても役に立たないと父・権八は言うことは一理ありますが八重の鉄砲の知識と技術は、のちのち会津の役に立っているんですよね。

八重の桜 レビュー 第1回 鶴ヶ城崩落 凛々しい八重

八重の桜 レビュー 第1回

オープニングは南北戦争から会津戦争・・・、鶴ヶ城籠城で銃を構える山本八重の姿は凛々しい。過去に『ICHI』や『僕の彼女はサイボーグ』で戦う女を演じた綾瀬はるかさん。今回の八重もスペンサー銃で鶴ヶ城を守る女性戦士。「城をわたせぬ。ならぬことは、ならぬのです。」と凛々しい姿に惹かれますね。

幼少の八重を演じるのは鈴木梨央ちゃん。過去に芦田愛菜ちゃんや子供店長など主人公の幼少時代を演じて多くの子役がブレイク。今回の鈴木梨央ちゃんも、しっかりと演技をしておりブレイク間違いない。出演後はドラマやCMオファーとあった事でしょう。

第1回であることからNHKも予算をかけていますね。オープニンングの鶴ヶ城籠のCGや演習での騎乗シーンと迫力があります。吉田松蔭や勝海舟、佐久間象山と1回目からの登場で幕末ファンの自分としては嬉しいですよ。江や清盛と比べオーソドックスな大河ドラマでネット上では歴史再現ドラマと言われていますが自分は好きでね。今後、八重と歴史上の人物が、どのように絡んでくるのか?とても楽しみにしている大河ドラマです。