NHKの歴史秘話ヒストリア 西郷頼母と家族の悲劇を放送

先日のNHK「八重の桜」では「二本松少年隊の悲劇」を放送。あの八重のダルマを貰った少年には、思わず目がうるうると・・・。八重が鉄砲を教えていた伊東悌次郎も白虎隊入隊が決まりましたが、あの飯盛山での悲劇を知ってるだけに辛い・・・。

そして、今夜の歴史秘話ヒストリア「妻たちの会津戦争~反骨の家老 西郷頼母と家族の悲劇~」を放送。
第26回 「スペンサー銃を撃て」で描かれる事になる西郷千恵西郷律西郷眉寿西郷由布西郷細布西郷瀑布ら一族21人の壮絶な自刃。

”番組では幕末の動乱のクライマックス、会津戦争では、白虎隊の少年たちの自決が知られるが、実はもう一つの壮絶な悲劇があった。会津藩家老・西郷頼母の一族21人が共に自害を遂げたのだ。藩士の女性や子どもたちも最後の戦いに臨もうとする中、なぜ、頼母の妻や娘たちは自刃を選んだのか?名門家老ゆえに、誰よりも戦争の困難さに苦悩していた頼母と家族の決断を、その自叙伝などから、ひもといてゆく。”

西郷頼母の家族の自刃は、お正月放送されたテレビ東京時代劇「白虎隊」で描かれており、土方歳三のに恋心を抱く西郷眉寿子(国仲涼子)が印象に残りましたね。
有名なエピソードでは西郷邸に新政府軍が乗り込んだ時、西郷頼母の娘・細布子がまだ息があり介錯を願ったと伝えられています。第26回「スペンサー銃を撃て」では、多くの会津藩士の戦いと最期を描く為に、西郷頼母と家族の悲劇は尺不足で分かりづらいかもしれないですが、今夜の「歴史秘話ヒストリア」を見ることによって、その背景や疑問点が分かることでしょう。

八重の桜キャスト 西郷眉寿(中島亜梨沙)西郷由布(玄里)西郷律(久松夕子)

西郷眉寿役 中島亜梨沙

西郷眉寿(さいごうみす)【西郷頼母の妹】

西郷頼母の妹。慶応4年8月23日、西郷頼母邸にて一族21人で自刃した。26歳だった。
辞世の句は「死にかへり幾度世には生きるとも ますら武雄となりなんものを」

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八重の桜キャスト 西郷細布(田中明)西郷瀑布(豊田留妃)西郷吉十郎(関ファイト)

西郷細布役   田中明

西郷細布【西郷頼母の娘 】

西郷頼母の長女。慶応4年8月23日、西郷頼母邸にて一族21人で自刃した。板垣退助が西郷邸に乗り込むと細布は、わずかに息をしており『敵か?見方が?』と問い、板垣が『見方だ。』と答えると短刀を渡し介錯を頼んだ。わずか16歳だった。
辞世の句は「手をとりてともに行きなばまよはじよ(次女) いざたどらまし死出の山みち(長女)」
現在の言葉に訳すると”家族 みんなが一緒ならば道に迷う事もなく あの世へとゆく事ができるはず”

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八重の桜 後編 あらすじ【ドラマ・ストーリー】壮絶、会津戦争

注文をしていた八重の桜 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー) [ムック] / NHK出版 (編集)がamazonから届きました。
冒頭の写真は会津戦争での名場面。八重の鉄砲を構える場面や中野竹子の最期、白虎隊など名シーンが収録。登場人物紹介では八重、覚馬、尚之助以外に中野竹子、山川大蔵、官兵衛、照姫、容保、斉藤一、勝海舟、徳川慶喜、松平春嶽など主要人物を2ページを使い紹介しています。
続いて、八重の生き方、綾瀬はるかX貫地谷 しほりX黒木メイサ 座談会、戊辰戦争で会津の戦い、新たな人生を歩んだ京都、製作日記と収録されています。

八重の桜 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー) [ムック] / NHK出版 (編集); 山本 むつみ, NHKドラマ制作班 (その他); NHK出版 (刊)
八重の桜 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー) [ムック] / NHK出版 (編集)

続いて「八重の桜 後編 あらすじ」が収録。そのあらすじは、

第19回 「慶喜の誤算」
第20回 「開戦!鳥羽伏見」
第21回 「敗戦の責任」
第22回 「弟のかたき」(戦雲、東へ)
第23回 「会津を救え」(奥羽の誓い)
第24回 「二本松少年隊の悲劇」(二本松落城)
「二本松・・あの子供だぢ・・」八重の不安は的中・・・・
二本松で二本松少年隊は戦場に命を散らした。八重からの白河だるまを貰った才次郎という少年の姿もあった。

八重の桜1

第25回 「白虎隊出陣」
・猪苗代城から新撰組が撤退。土方歳三は仙台へ、斉藤一は会津へ戻った。会津では白虎隊を見送る八重。登城の支度をととのえ「会津を傷つける者を、私は許さねぇ。・・・私は戦う。」三郎の軍服を着て、肩からスペンサー銃をさげるのだった。

第26回 「スペンサー銃を撃て」
・八重は佐久、うれ、みねを連れて城へ急ぐ。新政府軍に会津若松城の外堀の一画が破られる。八重は健次郎ら少年兵を率いてスペンサー銃で応戦。「命を捨て示すのが、西郷家の役目だ。」西郷千恵と西郷家が自刃。「大蔵、官兵衛、平馬、皆、会津を頼む。」と負傷の田中土佐、内蔵助も自刃して果てた。飯盛山の山腹までたどりついた白虎隊。「俺だぢは会津の本軍だ・・見苦しいまねはできねえ。」伊東悌次郎と白虎隊は自刃する。

第27回 「彼岸獅子入城」
・涙橋の近くで戦闘に入っていた中野竹子。銃弾に胸を撃ちぬかれ「悔しい・・・あと少しのところで」と絶命。そのころ神保雪は新政府軍に捕らえられ、自ら喉を突いて命を絶った。。大蔵は彼岸獅子の行列ととともに入城する。

第28回 「殿との再会」
・西郷頼母は会津を去り、官兵衛は酔いつぶれ兵を失う。西郷千恵と中野竹子の死と雪が消息不明だと知る八重。大蔵の妻・登勢が「焼玉おさえ」で洗濯物を落ち弾にかぶせようとしたが爆発した。

第29回 「鶴ヶ城開城」
・新政府軍の総攻撃が始まる。容保の命で秋月は城を抜け新政府軍と交渉。権八が瀕死の重傷で戻ってくるが「八重、にしは、わしの誇りだ・・皆を守れと」と家族に看取られ息絶える。猪苗代に向かう途中、尚之助の突然行為に「尚之助様!なじょして・・・尚之助様」八重は遠ざかる尚之助の背中に向かって絶叫した。

第30回 「再起への道」
第31回 「覚馬からの手紙」

八重の桜2

多くの会津藩士が戦死、自刃をする会津戦争。生き残った会津の人々も離縁や厳しい生活がまっています。三郎とおとっ様の死。八重と尚之助、うらとの別れ・・・。「八重の桜 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー) [ムック] / NHK出版 (編集)」に離縁後の尚之助の最期は描かれておらず、東京で裁判にかけられる場面で終わっています。覚馬が妻を娶った事を知り愛するみねと別れるうら。「八重の桜 後編あらすじ」を一通り読んで、あの賑やかだった山本家がなつかしくも思いましたね。

八重の桜キャスト 伊東悌次郎【白虎隊】中島広稀

伊東悌次郎【白虎隊】役 中島広稀

伊東悌次郎【白虎隊】

幼い頃から八重に鉄砲や砲術を教わる。射撃に邪魔になる事から八重に下髪を切り落とされてしまう。八重からの指導で射撃の腕が優れていたために、年少でありながら白虎隊への入隊を許される。出陣先の猪苗代湖では新撰組・土方歳三から京での活躍を目を輝せて聞いていた。会津戦争では本隊とはぐれ飯盛山までたどり着く。極限状態中、白虎隊は自刃を決意。八重の『まともに撃ち合って無駄に死んではなんねぇ。』が頭に浮かび『まだ、弾は残っている!』と叫んだが仲間が次々と自害をしていく姿を見て悌次郎も『俺も、皆と共に!』とあとを追い自刃した。悌次郎の死を知った八重は鉄砲を教えた事を悔やんだ。

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八重の桜キャスト 高木盛之輔 大倉栄人

高木盛之輔役 大倉栄人

高木盛之輔【高木時尾の弟】

山川健次郎や伊東悌次郎とともに八重から鉄砲を教わる。会津戦争では年少ゆえに白虎隊への入隊がかなわなかった。戦後は東京に移り西南戦争に従軍した。

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八重の桜キャスト 中野優子 竹富聖花

中野優子役 竹富聖花

中野優子【中野竹子の妹】

竹子より6歳年下の妹。容姿端麗で竹子とともに藩内で評判になった。会津戦争の直前に母・こうとともに国もとにはいる。会津では母・姉とともに『娘子隊』を結成、新政府軍と戦う。銃弾を受けて負傷をした竹子の介錯をする。

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八重の桜キャスト 中野こう 中村久美

中野こう役 中村久美

中野こう【中野竹子の母】

江戸詰め勘定役・中野平内の妻。会津戦争の直前に娘・優子とともに国もとにはいる。会津では娘とともに『娘子隊』を結成、新政府軍と戦う。

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八重の桜キャスト 山川兵衛 山本圭

山川兵衛役 山本圭

山川兵衛【会津藩家老】

山川大蔵の祖父にあたり、息子・尚江が早くに亡くなったため、孫には格別に目をかけた。会津戦争では篭城戦に参加した。

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八重の桜キャスト 神保内蔵助 津嘉山正種

神保内蔵助役 津嘉山正種

神保内蔵助【会津藩家老】

神保修理の父。京では「金門の変」で奮闘したのち、国もとの会津に帰る。息子の修理が敗戦の責任を一身に負って切腹。新政府軍に恭順が受け入れないと知ると徹底抗戦を主張。会津戦争では六日町口を守って戦う。最期は「徳川家や幕府のためでなく、会津の為に戦えたこと」を喜びながら土佐と刺し違えて自害した。

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