八重の桜 あらすじ 第7回 将軍の首

八重の桜 第7回 将軍の首

文久2(1862)年・秋。京では攘夷派の天誅騒動が続いていた。

京都上洛前、多くの会津藩士たちは家族との、ひとときを過ごしていた。
山本覚馬(西島秀俊)、八重(綾瀬はるか)、三郎(工藤阿須加)、川崎尚之助(長谷川博己)は湯本村の温泉【東山温泉】に向かっていた。途中で覚馬は神保修理(斎藤工)と雪(芦名星)に会い一緒に温泉に向かう。
修理は「京都守護職・・・重い役目です」と険しい表情で覚馬に語っていた。願掛けで鳥居の上に石を投げて乗せ、「兄様が京で手柄を立てるように。」と祈る八重。雪も同じく投げるが失敗。繰り返そうとするが、「必ず、帰ってくると。」と止める修理。

湯本村の温泉【東山温泉】では「兄様。お留守の間、家は私が守ります。」と八重が真剣な表情で語るのだった。

そして冬になり、覚馬、梶原、修理たちの会津藩士は京へ旅立つ。うらは娘・みねを抱きかかえ、覚馬から貰ったクシを握りしめて見送る。去っていく覚馬の隊列を見つめ『兄様ーー!行ってきやんしょ。』と手を振る八重だった。

文久2(1862)年12月24日、覚馬たちは京に入り、会津藩の本陣は光明寺に置かれた。

文久3(1863)年 正月。会津では八重、時尾、日向ユキ(剛力彩芽)がカルタを楽しんでいた。カルタに描かれた公家の絵柄から覚馬を心配する八重、うら、三郎。

京の御所では松平容保(綾野剛)は孝明天皇(市川染五郎)に謁見した。
緋色の衣が差し出され「わが衣じゃ。直して、陣羽織りでもせよ。」と孝明天皇から直々に言葉をかけられ容保は感激のあまり我を忘れてしまう。

そして松平春獄(村上弘明)と一橋慶喜(小泉孝太郎)も上洛、容保は「(攘夷浪士と)融和を図るべき。」と二人に考えを述べていた。

そんな折、三条河原に足利将軍の木像から引き抜かれた首が三つ置かれていた。その首をさらしたのが一味に密偵として潜入させた大庭恭平だと知り唖然とする覚馬。将軍を公然と批判し、泣き出した大庭は覚馬らに気圧された。
『尊皇攘夷とはなんだ。それでは、まるで幕府を倒す口実ではないか・・』と口にする。攘夷浪士は話が通じる相手ではないと悟る容保だった。

会津では、大蔵(玉山鉄二)の上洛が決まった。八重に告白をしようとする大蔵だが本心を言えない。そこに尚之助も姿を見せ、今後の会津を危惧する。

「強い力を持つ者は、初めはたたえられ、次に恐れられ、末は憎しみの的となる。覚馬さんは、それを恐れていました。」

と尚之助の言葉に、「そったごど、あるはずがねえ。会津が憎まれるなんて・・」と八重は唖然とするのだった。

第7回 おもなキャスト

山本八重       :綾瀬はるか

山本覚馬(八重の兄) :西島秀俊
山本うら(覚馬の妻) :長谷川京子
川崎尚之助(洋学者) :長谷川博己
神保修理(会津藩士) :斎藤工
雪(修理の妻)    :芦名星
孝明天皇       :市川染五郎
松平容保(会津藩第9代藩主):綾野剛

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