八重の桜 あらすじ 第2回 やむにやまれぬ心

八重の桜 第2回 『やむにやまれぬ心』

嘉永7(1854)年。

八重(鈴木梨央)は八歳になっていた。誰もいない角場で木の枝を鉄砲の見立てて射撃をまねごをする姿を父の権八(松重豊)に見つかり『駄目だ。ならぬものはならぬ。』と叱られる。 しかし、お習字の習い事で先生に隠れて、こっそりと鉄砲を描く八重の鉄砲に対する思いは、いっそう強くなる。

ある日、権八は山の狩り場に八重を連れて行く。撃ち落とした鳥をとどめを刺した権八は『鉄砲は武器だ。戦になれば人さ撃ち殺す。・・・・すなわち人間の心の臓を撃ぢ抜ぐっつうごどだ。・・形だけまねでいでは、いづか己の身が鉄砲に滅ぼされる。・・・二度と鉄砲のまねごとはするな。いいな。』と八重に言い立ち去っていく。
その夜、母には鉄砲をやらなけばいけないワケがあるのかと問われる。その訳を考え立ち尽くす八重。

嘉永7(1854)年7月。幕府は日米和親条約を締結。下田と箱館の開港が決まった。象山(奥田瑛二)の塾では豚騒動、山本覚馬(西島秀俊)は西郷隆盛(吉川晃司)と新島襄と出会う。

そんな折、吉田寅次郎(小栗旬)がアメリカへの密航を企て、象山が。それをそそのかしたとして捕縛される事件が勃発。塾を失った覚馬は勝のもとで学ぶことになる。

紅葉が庭を彩る秋。容保の義姉・照姫が離縁されて会津の江戸屋敷に戻ってきた。

安政3(1856)年秋。会津へ戻った覚馬は、大きな米俵を持ち上げて男と競争に興じる八重(綾瀬はるか)の姿を見て驚く。

「わたし、砲術ならいたいのです。やっぱり、やりでえ。私に砲術を教えてくなんしょう。」と父と覚馬に訴える八重。

そんな八重を見て覚馬は、「おい、ちょっとこい。構えてみろ。」

「それが鉄砲の重さだ。命のやり取りをする武器の重さだ。 はじめたら弱音を吐くことをゆるさね。嫌なら、いますぐ銃を置け。かくごはえぇな。」

「はい。」と答え八重は鉄砲を構える。

八重が砲術の知識を深く習得していることを知った覚馬は胸を打たれ、思いを断ち切らなかった八重に砲術の手ほどきをするのだった。

第2回 おもなキャスト

山本八重:綾瀬はるか(幼少期:鈴木梨央)
山本覚馬(八重の兄):西島秀俊
山本権八(八重の父):松重豊
松平容保(会津藩第9代藩主):綾野剛
西郷頼母(会津藩家老):西田敏行
西郷隆盛:吉川晃司
佐久間象山:奥田瑛二

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